社会福祉法人白百合会支援事業 陶芸と本格中国料理を楽しむ会

~世界に1つの宝物づくり さあ、陶芸にチャレンジ~


京都新聞 
平成25年2月6日朝刊(地域)

社会福祉法人白百合会への支援事業も4回目となり、今期はエクシブ京都八瀬離宮に於いて「陶芸と本格中国料理を楽しむ会」と銘打って、平成25年2月5日(火)に実施した。
白百合会からは24名の利用者と12名の職員の皆さん、京都洛北ライオンズクラブからはメンバーや家族12名が参加、エクシブの陶芸教室「和楽」の4人の先生の指導のもとスタートした。1kgの粘土の塊を前に、利用者の皆さんはどうしようかと最初は不安げな様子だったが、陶芸の先生方の手ほどきでコツが呑み込めたのか、平皿を造るために粘土を平たく叩く音、棒状にした粘土を積み上げてお茶碗の成型に必死の様子、家族の分までの箸置きをどんな形にするか、いつの間にか教室内はワイワイガヤガヤと賑やかになった。
マンツーマンのサポート体制が功を奏したのか、1時間余りで皆さんの想いが詰まった作品が出来上った。作品は約2ヵ月後に完成する予定で、メンバーが白百合会の作業所にお届けすることになっている。

陶芸の後は「本格中国料理を楽しむ会」で、ゴージャスに設えられた「コンベンションホール」に移動、会長L杉原正芳の歓迎挨拶に始まり、白百合会とクラブの参加者それぞれの紹介が行われた。いよいよ皆さん待望の楽しくお食事の時間となり、エクシブの料理長が特別に用意してくれた本格中国料理の数々は皆さんの心に残ったことだろう。

デザートの後は、利用者さん全員に今日の感想や将来の夢を語っていただいた。皆さんの純粋な想いはストレートに私たちの胸に響いてきて、参加者全員の心が1つにまとまったように感じられた一齣だった。
白百合会の楠本浩子理事長の謝辞の後、利用者の皆さんから洛北メンバーに対し一足早いバレンタインチョコレートのプレゼントがあった。聞きますと、利用者さんが日々袋詰め作業をされているフランス屋製菓さんのチョコレートで、ライオンズのおじさん達はいくら齢を取ってもチョコレートは嬉しいと大喜びであった。

楽しい時間が経つのは早いもので、第2副会長L中島龍一が閉会挨拶のなかで「来年も企画するから楽しみにしてください」と皆さんに約束されて閉会となった。
今回、陶芸のサポートに洛北ファミリーの参加を得たことは意義あることで、このアクティビティが洛北の皆さんにもっと広がればと思った次第である。

(市民生活委員 増谷 章)