第25回国際平和ポスター・コンテストテーマ「Imagine Peace」(平和を想像しよう)

■クラブ審査
 「ロイヤルルーム」一面に並べられたポスターが色彩の波の様です。今年度は「Imagine Peace(平和を想像しよう)」のテーマで、小学生458人の力作が揃いました。
平成24年9月20日(木)にクラブ審査が行われ、今回も日図デザイン博物館・館長の髙谷信夫先生に審査に当たってのご指導を受けた後、会長以下6名で審査の始まりです。
 1点1点の絵画の中からは「国際コンテストに私を連れて行って・・・・・」と声が聞こえそうです。制作中の作者の様子が目に浮かびます。児童の皆さん、酷暑のなか有難うございました。審査は進み、各賞に見合った作品12点が選ばれました。

 表彰式の会場で受賞者が自分の作品の前に立たれた時の晴れやかな顔を想像しつつ、世界の平和を願って描かれた応募者全員に未来の希望を託せると確信を持たせていただきました。
(広報委員 楠本浩子)

 

■クラブ表彰式
第25回国際平和ポスター・コンテストのクラブ表彰式を平成24年9月29日(土)、午後2時よりグランド
プリンスホテル京都「ローズルーム」で開催しました。児童9名、家族16名、教師5名が出席、来賓として日図デザイン博物館・館長の髙谷信夫様、3R1Zゾーン・チェアパーソンL坂田光男にご臨席いただきました。各賞ごとに賞状と副賞を授与した後に、入賞児童は各自の作品の説明を行い、髙谷先生に作品講評をしていただきした。

■作品講評
世界中のこども達に平和への考えを表現することを奨励するライオンズクラブ国際協会の「国際平和ポスター・コンテスト」に、京都洛北ライオンズクラブは、私が嘗て在籍していた頃より継続して参加されております。永年に亘りこども達への平和と国際理解の教育のために活動されていることに、まず以て敬意を表します。並びに応募された地元の8小学校に対し、そのご協力に感謝致すところであります。
現在、私は日図デザイン博物館の館長の職を通し、府・市全域の小学校、中学校の皆さんの絵画に触れる機会も多く、特にこの平和ポスターの審査については、緊張感の中、心を弾ませ審査に当たっております。
クラブごとの審査は国際審査に通じる第1審査、つまり第1関門であります。世界に通じ活躍できる作品を見落とすことのできない重要な審査です。私はこども達が制作する姿を思い浮かべながら、作品の深いところまで見ております。
 今回の審査では、特に傑出した作品は見当たりませんでしたが、平均的レベルはクリアしたと受け止めております。こども達のその時にしか表せない、その年代だから表現できる自由な発想とクリエイティブな能力を十分に生かし、その伸び代を大きくしてあげることを願っております。
 私としましては、直接こども達を指導することはできませんが、次回には国際審査に進める傑作を期待しております。洛北ライオンズクラブのこの事業の継続と発展をご祈念申し上げ講評とさせていただきます。

(社)日本図案家協会名誉会員・日図デザイン博物館 館長・特別審査委員長 髙谷信夫