授産所の利用者とホテルでフランス料理と弦楽三重奏を愉しむひととき

 

京都洛北ライオンズクラブCN45周年記念事業の一環として平成22年10月18日(月)、グランドプリンスホテル京都「ゴールドルーム」に社会福祉法人白百合会の3つの授産施設を利用する34名の利用者と、職員・スタッフ13名を招いて、「ホテルでフランス料理と弦楽三重奏を愉しむひととき」と銘打って食事会を開催しました。

アンサンブル“アフロディーテ”のウエルカムミュージックの調べに乗って、会員の出迎えを受けた各授産所の利用者の一人ひとりは、受付で手渡された座席札を見て、それぞれのテーブルに着席しました。
ホテル支配人の分りやすいテーブルマナーの指導の下に、上手にナイフとフォークを使ってフランス料理を食べていただきました。

デザートがサービスされる時、事前に取材した利用者のリクエスト曲をヴァイオリニストがリクエストした人の傍で演奏するサプライズも飛び出し、会場は感極まる状態になりました。

フルコースの料理を満喫した後は、トークコンサート風にアレンジされた弦楽三重奏を愉しんでいただき、最後に白百合会の楠本浩子理事長の「授産所の利用者を一人の人間として接していただいたことに感謝いたします」の心温まる謝辞で終宴を迎えました。

何らかの障がいがあっても人一人として尊重されたり、尊敬されたりすることへの喜びや感謝には変わりありません。利用者の皆さんとの交流は我々メンバーにも深い感動を与えてくれました。授産所の皆さんに幸多かれと祈りながらお別れした意義ある一日でした。